栗原市立志波姫幼稚園では12月11日、郷土の料理と文化を体験する「食農・食育事業」の一環として、餅つき会を行いました。
当日は園児142人(5歳児43人、4歳児53人、3歳児46人)と先生11人、JA新みやぎ女性部志波姫支部部員13人、同JA役職員の計170人が参加しました。
今回の体験では、臼と杵を使って餅をつき、郷土料理の「ふすべ餅」や「きな粉餅」などを作りました。きな粉は、先月同幼稚園年長の園児らが収穫し選別を行った「あおばた豆」で作ったものとなります。
また、正月飾りとして、無病息災や農作物の豊穣を祈願するミズキの枝にもちを丸めてつけた「繭玉」作りにも挑戦をしました。
同幼稚園では、臼と杵を使った「餅つき」と「繭玉」づくりは毎年の恒例行事となっています。
参加した園児らは、大人の手を借りながら杵で一生懸命餅をつきました。
できあがったもち料理を園児らはおいしそうに食べていました。中には、おかわりして30個食べた園児もいました。
志波姫幼稚園の武田園長は「子どもたちは、なかなか経験できないことをたくさん体験させていただくことができました。JAの皆様、女性部の皆様には、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。日本ならではの行事や郷土の味をいつまでも忘れずに成長してほしいと思います。」と話しました。
写真説明=①②杵を使い一生懸命もちをつく園児ら③園児らは「ふすべ餅」と「きな粉餅」を味わった。