東京都の大手米卸株式会社ヤマタネが主催する「第8回萌えみのり栽培コンテスト」が2月7日(金)、栗原市志波姫地区のホテルで開催され、「萌えみのり」を生産する宮城・秋田・岩手・山形・福島・新潟の生産者らや関係機関、約200名が参加しました。
あいさつで、㈱ヤマタネ 山﨑元裕代表取締役社長は、「『萌えみのり』の作付けが始まってから10年が経過しているが、これまので歩みに間違いはない。米の業界はこれから5年後、10年後さらに変動していくと思われる。生産者の皆さんと『チーム・萌えみのり』として今後の営農に役立てるようがんばりたい」と話しました。
コンテストでは、昨年の「萌えみのり」の生産概況について、高温や日照不足の影響など、厳しい環境が続いたものの、心配されたほどの登熟のばらつきは少なく、平年並みの食味を確保できたと説明がありました。
また、栽培優秀者の発表と褒賞授与も行われ、栗っこ地区管内の生産者 岩淵幸夫氏が品質部門で第1位を獲得しました。
「萌えみのり」は水稲多収性品種として位置付けられ、栗っこ地区管内では作付けが始まってから10年が経過しております。面積は年々増加し、令和1年産米では935haとなっています。
「萌えみのり」は、消費地での業務用米や中食用としてのニーズが高く、安定的な生産出荷が続けられています。
㈱ヤマタネは、このコンテストを平成25年から開催しており、「萌えみのり」の品質・収穫量向上に向けた多くの情報を生産地に提供し、生産者の栽培技術向上の場として提供しています。
写真説明=(2月7日、栗原市志波姫地区で)