JA新みやぎ南三陸地区本部は16日、志津川営農センターで「菊出荷物目揃え会」を開催しました。
その後、5カ所のほ場を巡回し、参加者は菊を実際に手に取り、出荷基準と規格を確認しました。
今年は昨年より雨の日が多く、生育が難しく思われましたが、巡回したほ場は花が大きく順調な発育が見られました。
生産者や関係機関、JA担当職員ら14人が参加しました。
当日は仙台中央卸売市場花き市場(株)仙花の石井明浩常務が現在の市場情勢について説明し、選別の際の注意点として、蕾が固めのものを出荷するよう指導し、
改良普及センター職員が今季の気象状況を踏まえ、「今年は降水量が平年と比べ二倍あり、天候不順の日が続くため、病害虫の発生も多くなることから、消毒は、出来るだけ晴れ間の日に行い、また水分補給をしながら作業に当たるなど体調管理にも気を付けてほしい」と呼びかけました。
南三陸地区では、6月下旬から仙台市場と東京市場に向け出荷が始まっており、
お盆の需要期に向け出荷が続く予定です。
参加した生産者からは、「出荷規格を再度確認し、収穫の遅れが無いよう注意したい」「コロナウイルス第二波による需要の落込みや単価への影響が心配」などの声が上がりました。