栗っこ地区本部は8月28日、8月上旬に出穂期を迎えた「ひとめぼれ」など13点を対象に、出穂後25日調査を行いました。
「ひとめぼれ」の1㎡当たり穂数は429本で有効茎歩合95%、一穂もみ数は84粒、1㎡当たりもみ数は2万9000粒~3万1000粒と、平年並みからやや上回る良好な状態であることを確認しました。沈下粒歩合調査によるもみの稔実についても91%と高く、好天の影響を受け順調な登熟経過であることを確認しました。
調査を行った同地区本部米穀生産支援課の職員は「長引く低温・日照不足で不稔障害の発生が心配されたが、今回の調査で低温遭遇による影響が無かったことを確認でき安心した。今後は適期刈り取りの励行と丁寧な乾燥調製の実施を呼びかけて行きたい」と話しました。
積算気温による管内の刈取り適期は9月15日頃に到達する見込みです。同地区本部では主食用米50万1,600俵(1俵60㌔)の集荷目標を掲げています。
生育状況を確認する職員(8月28日、栗原市金成地区で)
もみ数を数え、記録する職員(8月28日、栗原市築館地区で)