JA新みやぎいわでやま地区本部管内で水稲種子の刈り取りが始まっています。いわでやま水稲採種組合の千葉順一さんは9月15日、同組合の先頭を切って水稲種子「ひとめぼれ」の刈り取りをしました。
長雨により、いもち病などの病害の発生が心配されましたが、8月以降は天候が回復し、生育は例年並みです。9月中旬も降雨が続き、刈り遅れが懸念されましたが、適期に刈り取りが始まりました。
刈り取りした水稲種子は、同地区本部の種子センターに搬入され、24時間体制で乾燥調製し、精選します。精選種子から抽出したサンプルを宮城県に提出し、生産物審査が実施されます。
水稲種子は、高温で乾燥させると発芽率が低下するため、40℃前後で時間をかけ、乾燥機1台あたり約20トンの乾燥を行います。
同地区本部種子センターの稼働は10月下旬まで続きます。
▲水稲種子「ひとめぼれ」の刈り取りを行う千葉さん