宮城県気仙沼市立小泉幼稚園の児童ら20人は10月2日、同幼稚園敷地内の田んぼでもち米の稲刈り体験を行いました。
収穫したもち米の苗はJA新みやぎ南三陸地区本部が提供したもので、品種は「みやこがね」。粘りが強く、ふっくらとコシのある餅ができるのが特徴です。
今年の5月下旬にJA職員の指導のもと、同幼稚園敷地内の花壇を改修した田んぼに、児童らが苗の植え付けを行いました。
稲刈り当日は、児童らは長く大きく育った稲に驚きながら、はさみを使用し、指を切らないように気を付けながら収穫に挑戦しました。
収穫した稲は、園庭にある鉄棒にかけて乾かし、今月末に籾(もみ)から玄米にする脱穀作業を行い、年末には餅にしてみんなで食べる予定です。
齋藤五月園長は「栽培する中で、いろいろな苦労がありましたが、無事実ってくれてうれしいです。子供たちと美味しいお餅をたくさん食べたいと思います。」と笑顔で話しました。
同地区本部では毎年、子どもたちに食や農への関心、作物を育てる楽しみを感じてもらおうと、管内の幼稚園などで野菜作りの食農教育のサポートを行っています。