JA新みやぎ南三陸地区本部は11月9日から11日までの3日間、管内3会場で水稲講習会を開催しました。
本吉支店で開かれた11日には、水稲生産者をはじめ25人が出席。
講師は気仙沼農業改良普及センター先進技術班の佐藤直紀氏、片倉コープアグリ株式会社の齋藤隆史氏、日本農薬株式会社の瀧内雅和氏の3名でした。
佐藤氏は来年に向けた土づくりについて、たい肥や稲わらの施用、またケイ酸や鉄を含んだ土づくり肥料を施用することの有効性を説明。
また、今年は例年と比較していもち病と斑点米カメムシ類による被害が多かった事を挙げ、その対策を説明しました。
その後、齋藤氏が土づくり肥料や水稲用肥料について施肥設計案を使い10アールあたりの成分とコストについて話し、瀧内氏が管内で多く発生する水田雑草の特徴とその対策について実際の品名を挙げながら、早めの除草剤散布をしてこまめに圃場を確認することと、水管理の徹底を改めて呼び掛けました。
最後にJA職員が来年用肥料農薬の予約注文の申し込みを呼びかけ講習会は終了しました。
参加した農家は「来年の肥料や農薬を選ぶ参考になった。来年はいいお米がとれるよう、日々の圃場確認を怠らないようにしていきたい」と話しました。