JA新みやぎいわでやま地区本部管内で大豆の刈り取りが最盛期を迎えています。
今年は梅雨が長引き、薬剤防除や中耕培土が進まず、難防除雑草などが発生したが、8月の好天で生育は例年並みに回復しました。
19日から「ミヤギシロメ」の刈り取りを始めた大崎市岩出山の片倉考さんは「こまめに除草作業を行ったが、今年は粒が少し小さめだった。だが湿害病害などはなく、良質な大豆に生育した」と話しました。
同地区本部管内では、昨年より5ヘクタール増の85ヘクタールで「ミヤギシロメ」と「タンレイ」を作付けしています。栽培面積が増加していることに伴い、同地区本部では、2020年度、新しい大豆コンバインを購入し、組合員に貸し出しています。
収穫作業は11月下旬まで続く見込みです。
JAの担当職員は「今年は7月の長雨で薬剤防除が進まず、雑草などによる影響で、例年より収量の減少が懸念される」と話しました。
同地区本部は管内産の「ミヤギシロメ」を原料とする「岩出山凍り豆腐」の販路拡大に力を入れています。
▲「ミヤギシロメ」を刈り取りする片倉さん