大崎和牛改良推進組合は11月27日、みやぎ総合家畜市場で第4区繫殖雌牛群候補牛比較審査会を開催しました。
比較審査会は、2022年10月に鹿児島県で開催される第12回全国和牛能力共進会に向けて、大崎地域のレベルアップと全共への意識向上を目的に行い、候補牛4頭と生産者が参加しました。
比較審査会では、体側と栄養度確認を行い、会場内にて候補牛4頭を比較しました。
JA全農みやぎ畜産部生産指導課川名政路課長代理は「4頭に大差はなく、全体的に適正な栄養度が保持されている。肋張りの良い体積感のある牛を育てるためには、粗飼料を1日4回以上給与し、第一胃の早期発達を促すことが大切」と講評しました。
同組合の山口寿組合長は「新型コロナウイルスが感染拡大してきており活動が難しい状況だが、出品候補牛の把握ができた良い機会だった。今後資質に富んだ牛体にするため、日々の手入れが重要になってくる」と話しました。
大崎管内では、JA全農みやぎが8月までに第4区繁殖雌牛群の一次巡回調査を実施し、調査頭数52頭の中から15頭の候補牛を選出しています。
▲審査される候補牛と山口組合長