新年のごあいさつ
謹んで令和4年の年頭にあたり、ごあいさつ申し上げます。
旧年中は、JA事業全般に亘るご愛顧・ご協力、また各種組織活動への参加に対しても深く感謝申し上げます。
昨年は新型コロナウイルスの流行や頻発する災害により、JA事業にとって大きな影響を受けた一年となりました。2月、3月、5月に発生した地震ではJA管内でも多くの被害をもたらし、JA建物更生共済の受付件数は8580件、合計61.3億円をお支払いいたしました。
そういう中での稲作は、作況指数が「101」となり、最終集荷見込み109万俵(60kg)で、契約対比95.5%、一等の上位等級率は96.6%と、量・質ともに近年にない出来となりました。しかし、コロナ禍の影響で「米あまり」の状況が続いており、令和3年産米の概算金が9000円代にまで下落してしまう事態となりました。そこでJAでは、令和4年産米の再生産に向け、資材代・種もみ購入経費の助成を行います。少しでも生産者皆さまにとって、希望を持ってもらえる支援の一つとなれば幸いです。
9月には、あさひな地区に建設を進めてきた「大郷カントリーエレベーター」が完成し、初の荷受けを行いました。生産者と消費者の皆さまに喜んでもらえるよう、安全・安心な施設運営を行ってまいります。
さらに、今年から始まる中期3ヵ年計画の中で、土地利用計画・農産物販売計画・担い手育成を大きな柱に、農業振興計画を実践してまいります。
新型コロナウイルス流行の収束が見えない中、新たな変異株の発見、3回目ワクチン接種など、依然先行きが見通せない状況が続いています。今年の干支、寅年は「決断力と才知」の象徴とされています。寅のように勇猛果敢にコロナ禍を乗り越え、組合員の皆さまにとって明るい希望の一年でありますようお祈り申し上げます。
新みやぎ農業協同組合
代表理事組合長 大坪 輝夫
役職員一同