JA新みやぎ栗っこ女性部は9日、築館支店(栗原市)でリーダー研修会を開きました。女性部リーダー約50人が参加。
食料危機と女性部活動の関わり、協同活動などについて学び、組織リーダーとしての資質向上に向け、意思統一を図りました。
同女性部は今年度、組織活性化のため、フレッシュミズ層をはじめとした加入促進運動と女性の運営参画に力を入れます。
これまでの活動実績や課題を検証し、前年度の活動から引き続き、「食と農」「くらし」を基本とした活動を実践していきます。
講師に迎えた東京大学大学院農学生命科学研究科国際環境経済学研究室教授の鈴木宣弘氏が「迫る食料危機から農と食を守る~鍵は女性の力」と題して講演しました。
鈴木氏は「女性の力は今後の農業振興に大切な力となる。今後、予測される食料危機に備え、ぜひ女性部活動を通して地域農業を盛り上げてほしい」と呼びかけました。
参加者は「食料危機について家庭を守る私たち女性も『食と農』にもっと関心を持ちたいと感じた。改めて食の自給自足の大切さを感じた」と話しました。