公益社団法人みやぎ農業公社は12月13日、仙台市のJAビル宮城で令和元年度主要農作物種子生産技術向上研修会及び優良種子生産者表彰式を開きました。県内の水稲採種農家ら161名が参加し、優良種子生産に向けて栽培技術や管理について理解を深めました。
当日は研修に先がけ、優良種子生産者の表彰式が行われ、「稲種子」の部門で、金成末野水稲採種組合の三浦伸一さんと一迫水稲採種組合の曽根健一さんが表彰されました。
また、研修会では宮城県農政部みやぎ米推進課より「宮城県主要農作物種子条例」をテーマにした講演がありました。講演では主要農作物の安定生産と品質向上のためには、現行の種子生産体制を維持していくことが重要であり、宮城県では主要農作物種子に関する要綱・要領を新たに作成し、引き続き優良種子の安定生産に努めていくとの説明がありました。宮城県では今後、各種要領の改正案等を作成し、関係機関との意見交換や関係者等への説明会を実施することとしています。
参加した生産者らは「研修会で得た知識を最大限に活用し、より一層の優良種子生産に取り組みたい」「今回の研修会を通じて種子生産の厳しさや重要性を再認識した」と感想を話していました。