JA新みやぎ栗っこ営農部では、播種(はしゅ)後の水稲育苗ハウスに農業IoTソリューション「e-kakashi」を設置し、環境データを収集しています。管内5人の生産者に協力をもらい、生産者の経験と勘に、データを融合させることでより良い苗づくりを目指します。
市内瀬峰地区の「萌えみのり」生産者宅では4月20日、職員と生産者がハウスに並べられた育苗箱にセンサーを設置しました。
健苗育成には、ハウス内の温度を適切に管理することが重要ですが、「e-kakashi」は10分間隔で気温、水温、地温などの環境データを収集、インターネット回線を通じてクラウド上にデータを蓄積します。パソコンやスマートフォンでハウス内の状況をいつでも確認することができ、即時の管理対応が可能となります。
今後は田植え後の本田にも設置し、データを収集していく予定。JA職員は「蓄積した環境データと栽培マニュアルに基づいた作業データを合わせることで、収穫量を上げ、高品質米の栽培指導に役立てたい」と話しています。
育苗箱に「e-kakashi」のセンサーを設置する職員㊧と生産者㊨