栗っこ地区本部では、緊急事態宣言が解除され、授業が再開された市内22の小学校・幼稚園へミニトマト苗を配布しました。
同地区本部では毎年、栗原管内に住む小学1年生~6年生を対象とした食農・食育体験と、学校を拠点とした食農・食育支援活動(出前授業)を実施していますが、今年は新型コロナウイルスの影響で、体験募集、支援活動が困難な状況にあります。このような中でも、児童、園児に「食」と「農」の体験をしてもらうため、野菜生育の観察用としてプランターに植え付けしたミニトマト苗200本を配布しました。
5月21日から授業を再開した築館小学校へ出向き、濁沼栄一栗っこ地区本部長が同小学校長狩野孝信校長と2年生の児童へミニトマト苗を手渡しました。
JA職員がプランターの苗の育て方を説明すると、子どもたちは真剣な表情で話を聞き「水はどのくらいあげればいいですか?」などと質問していました。
濁沼本部長は「このような状況下でも、子どもたちに体験してもらえることをやっていく。日々の生活の中で「食」と「農」の大切さを学んでもらいたい」と話しました。狩野校長からは「児童らは学校が始まるのを心待ちにしていてくれた。行事がほとんど組めない中、子どもたちに貴重な機会をいただいた」と喜んでいただきました。
トマト苗配布と併せて、『ちゃぐりん』8月号(別冊付録「田んぼの生きもの発見ノート」)を市内の学校・幼稚園へ贈呈する予定です。