宮城県の佐藤夏人農政部長が3日、大崎市岩出山を訪れ、新型コロナウイルスにより市場価格の下落や、消費低迷などの影響を受けた畜産農家を視察しました。
繁殖牛23頭の経営に取り組んでいる、同市岩出山の野村さんは、「BSE(牛海綿状脳症)や、東日本大震災を経験して、今回の新型コロナでも市場価格が下落している状況は、致し方ないと思ってはいる。大崎市の導入助成制度はあるが、地区を限定せず、幅広い助成制度があると繁殖、肥育農家も助かる」と要望しました。
佐藤農政部長は「これ以上畜産農家が減少しないよう、宮城県としても支援策を考えたい」と応えました。
▲話し合う佐藤農政部長と野村さん