JA新みやぎ南三陸地区本部は9月30日、「2020年いちご栽培検討会」を気仙沼市で開催しました。
当日は生産者、JA職員、気仙沼農業改良普及センター職員など10人が参加しました。
午前に現地検討会を行い、生産者のほ場を巡回し生育状況を確認。午後は、階上支店で栽培検討会を行い、令和3年産のイチゴ栽培に向け知識を深めました。
階上地区では10人がイチゴを栽培しており、2020年産は一時生育不良があったものの、平年を10㌧上回る67㌧の出荷となりました。
同地区では5件のほ場に温度、湿度、CO2を測定する環境モニタリング装置を設置。これらの環境データと週1回行う生育調査の結果を毎週レポートにして生産者に配布。それを活用して管理を行っています。
栽培検討会では、普及センター職員が環境データについて、意識するべき数値やポイント、活用の仕方について説明しました。
宮城県農業・園芸総合研究所の高山詩織研究員は天候不良への対策や栽培管理の注意点について説明し、今後も天候に合わせて管理を徹底するよう呼びかけました。
当日参加した生産者は「今日学んだことを活かし、今後もより良い品質で収量向上できるよう、特にハウス内の湿度管理に気を付けていきたい」と話しました。