JA新みやぎいわでやま地区本部は9月25日、大崎市岩出山の佐々木正彦さんの圃場(ほじょう)でイチゴ親株苗の生育状況の確認と葉の栄養状況を確認するため、サンプルの葉の摘み取りを行いました。
今年は梅雨明け後、高温が続きましたが、葉が焼けることなく順調に生育しました。また、一部でチョウ目の幼虫や、アブラムシが見受けられましたが、防除を徹底し、良質な苗として生育しています。
佐々木さんとJAの担当職員、大崎農業改良普及センターの担当職員、宮城県農業・園芸総合研究所の担当職員、みやぎ農業振興公社の担当職員ら8人が圃場を確認しました。
みやぎ農業振興公社の遊佐考技術主査は「ランナーも太く、順調な生育。今後、1.5から2枚葉かきを行い、適期追肥と病害虫の防除の徹底をお願いしたい」と話しました。
JAの担当職員は「佐々木さんは管内で唯一、イチゴ親株苗を出荷しており、毎年健苗を出荷していただいている。JAとしてもイチゴ親株苗栽培の推進を強化していきたい」と話しました。
佐々木さんは2020年度、宮城県オリジナル品種「もういっこ」の親株苗27000本の出荷を見込んでいます。
▲イチゴ親株苗の生育状況を確認するみやぎ農業振興公社の職員ら