JA新みやぎ南三陸地区本部は10月6日、仙台中央食肉卸売市場でJA新みやぎ南三陸枝肉研究会を開催しました。
枝肉研究会は、南三陸地区における肥育技術の向上と肉質の改善を図り、経営安定に資(し)することを目的として開催されているもので、
当日は南三陸肥育牛部会から15頭の和牛が出品され、佐藤才子さんが最優秀賞を受賞しました。
全体では、A5等級の仙台牛率55.3%、A4等級以上の上物率が100%と高い水準で、歩留り等級もAが100%という成績を収めました。
最優秀賞に輝いた枝肉は1kgあたり2,715円の高値で落札され、全体的にみても高値の取引となり、高い評価を受けました。
審査講評では、日本格付協会東北支所仙台事業所の佐藤修一所長が「肉質をはじめ、肉色・光沢・脂肪の質ともに良好である。今後は良品出荷ができるよう、より一層飼養管理の見直しをお願いしたい」と話しました。
南三陸地区本部は、関係機関と連携しながら、肥育技術向上や情報交換の場として実践講座等を開催、生産拡大を支援しています。
優秀賞以下の受賞者は以下の通りです。
▽優秀賞=阿部貴利▽優良賞=西城和義、南三陸肥育牛センター