みやぎ生協の担当職員が16日、大崎市岩出山の凍り豆腐事業所を訪れ、「岩出山凍り豆腐」の生産の現状や今後の販売について、意見交換しました。
同生協は、JA新みやぎいわでやま地区本部管内の大豆「ミヤギシロメ」の、「めぐみ野」ブランド化を目指しています。その大豆を100パーセント使った「岩出山凍り豆腐」を「めぐみ野」商品として販売したい考えです。
「岩出山凍り豆腐」に使う大豆は、ひと夏越した前年産の大豆を使います。収穫したばかりの大豆は柔らかいため、凍り豆腐作りには適していないためです。
このため、同生協では管内産大豆を「めぐみ野」ブランド化し、「めぐみ野岩出山凍り豆腐」としてパッケージを一新しました。2020年より、みやぎ生協の各店舗等での販売を目指しています。
同生協農産物商務高橋透さんは「生協の組合員から、めぐみ野商品は非常に人気が高い。ぜひ、岩出山凍り豆腐も、めぐみ野商品として取り扱いできるようお願いしたい」と話しました。
JAの担当職員は「めぐみ野商品としての販売は、生産者にとっても有利販売につながる。岩出山凍り豆腐を広く知ってもらうきっかけになればうれしい」と話します。
同生協は、食の安全性の確保、国産農畜産物の自給率向上など、地産地消に積極的に取り組んでいます。宮城県内各JAと産消提携し、「めぐみ野」ブランドとして生協の店舗や個人宅配、共同購入を通して販売しています。
▲「岩出山凍り豆腐」のパッケージについて説明するJA担当職員