JA新みやぎいわでやま地区本部は11月5日、大崎市岩出山の千葉順一さんの圃場(ほじょう)で大豆適期刈り取り検討会を開き、大豆の生育状況と刈り取りのタイミングについて確認しました。
播種(はしゅ)は適期に行われましたが、7月の多雨と日照不足の影響で、生育不良でした。しかし、8月の好天で生育は例年並みに回復しました。
また、梅雨が長引き薬剤防除や中耕培土が進まず、難防除雑草と青立ち株が見られました。
大豆生産者とJAの担当職員、大崎農業改良普及センターの担当職員ら10人が圃場を確認しました。
大崎農業改良普及センターの副士柾人技師は「現在は成熟期に入っており、11月中旬には刈り取り時期になる。自分の圃場を観察して、適期刈り取りをお願いしたい」と呼び掛けました。
生産者の大山久さんは「7月の天候不順で防除等思うようにできず、生育が心配だったが品質はまずまず。茎や子実を確認し、刈り取り時期を見極めたい」と話しました。
同地区本部では、「ミヤギシロメ」と「タンレイ」を85ヘクタールに作付けし、100トンの集荷を見込んでいます。
▲「ミヤギシロメ」の生育状況を確認する生産者ら