玉造和牛改良組合西大崎支部は25日、大崎市岩出山で子牛の適正出荷と斉一性を目指した取り組みについて講習会を開き、出荷月齢の目安や、子牛の事故率の低減などについて学びました。
子牛市場成績を基に、県内の斉一性を高めることを目的に開き、支部会員12人が出席しました。
JA全農みやぎ畜産部市場流通課の安部俊也氏を講師に招き、全国と宮城県の市場成績を比較し、本県は出荷日齢が長く、出荷体重が大きいことを踏まえ、出荷日齢を10日ほど短縮するポイントを学びました。
安部氏は「宮城県の今後の課題は、計画的な繁殖牛の更新と分娩間隔の短縮。受胎率向上のため、適切な飼養管理と早期の発情発見に努めてほしい」とアドバイスしました。
JAの畜産担当課長は「疾病の早期発見や、牛の防寒猛暑対策などJAとしても、適正な出荷につながるよう指導していきたい」と話しました。
▲講習を受ける支部会員ら