宮城県気仙沼市立小泉幼稚園の児童ら20人は11月20日、同幼稚園で餅米の脱穀作業と焼き芋づくり体験を行いました。
当日、登園した児童は、最初に焼き芋の準備として水で濡らしたキッチンペーパーとアルミホイルにサツマイモを包みました。
その後、餅米の脱穀作業では、今年の10月上旬にJA職員の指導のもと、児童らが収穫し、園庭にある鉄棒にかけて干してあった稲を使い、職員らが持った2本の木棒の間に稲を挟み、児童がそれを引っ張って稲から籾をこき落としました。
力がいるようで、児童らは自ら身を乗り出し引っ張っていました。
最初は慣れておらず途中で稲が抜けてしまうこともありましたが、回数を重ねるとベテランのように手慣れた手つきになり「次はだれの番?」「もう一回やりたい!」などと楽しんでいました。
その後、すり鉢で籾すり作業を行いました。
最後に園児たちは、園の職員とJA職員が準備した焼き芋用のドラム缶で焼いた焼き芋を食べ、「あつあつで甘くておいしい!」と頬張りました。
年長組の小野寺妃那(おのでらひな)ちゃん(5)は「稲を引っ張るのが難しかったけど楽しかった。久しぶりに焼き芋を食べたので嬉しかった」と笑顔で話しました。
今回脱穀した餅米の苗はJA新みやぎ南三陸地区本部が提供したもので、品種は「みやこがね」。精米した後、年末年始にお餅にしてみんなで食べる予定です。