JA新みやぎ南三陸地区本部は15日、「第3回みやぎ園芸振興大会」の受賞者に賞状と記念品を贈呈しました。
特別賞を受賞した南三陸町復興組合「華」は元々各個人で栽培を行っていたが農家が東日本大震災をきっかけに国の東日本大震災農業生産対策交付金とJAグループの支援で新たに施設を建て、
4人の生産者が集まり、菊を栽培するようになりました。
震災後、土壌改良をしながら技術の取得や規模拡大などの生産活動を行っていたことが評価され、結成して8年目で初受賞となりました。
同組合代表の佐藤隆雄さん(62)は「今年はコロナの影響で輸入品が少なく、市場価格は例年より堅調だった。県外からの注文等は少なくなったが、これを励みに来年も頑張っていきたい」と嬉しそうに話しました。
この大会は県が主催しているもので、生産者の栽培意欲の向上や競争力ある大規模園芸産地の実現を目的としたもの。毎年同地区本部が受賞者を推薦し、県が表彰を行っていましたがコロナウイルスの影響で同地区本部での贈呈となりました。