16日、気仙沼合同庁舎で「2020年度宮城県農林産物・花き品評会」の表彰式が行われました。
例年、県庁等で開催していましたが、今年はコロナウイルスの影響で各地方の庁舎での贈呈となりました。
気仙沼市の株式会社小峯興業(芳賀一充代表取締役)は、水稲部門で1等農林水産大臣賞を受賞しました。同地区本部管内で、玄米で農林水産大臣賞の受賞は初めてです。
芳賀さんは、民間の会社で働いたのち、7年前に父の後を継ぎ、土壌づくりから稲作を始めました。現在、10㌶で「ささにしき」、「ひとめぼれ」などを栽培。同品評会には、就農当時から毎年応募し、今年初めての受賞となりました。
芳賀さんは「最初もらったときは信じられなかった。プレッシャーを感じるが、今後も頑張って地域に貢献していきたい。」と話しました。
芳賀さんの作った米は今年、皇室(こうしつ)新嘗祭(しんじょうさい)献上(けんじょう)米(まい)として皇室に献上される予定です。
南三陸町の遠藤吉司さん(71)は花き部門で金賞東北農政局長賞を受賞しました。
遠藤さんは家族で菊を栽培しており、これまで農林水産大臣賞を2回、金賞を4回受賞しています。
遠藤さんは「今年はコロナで心配しながら作付けをしたが、受賞できてよかった。今後もいいものを作っていきたい」と嬉しそうに話しました。