JA新みやぎいわでやま地区本部は2月18日、同地区本部で大豆総合検討会を開き2020年産大豆の生育概況や、21年度に向けて雑草防除計画などを検討。検討会終了後、凍り豆腐生産者との情報交換を行いました。
JAの担当職員が、20年産大豆の品質について長雨の影響もあり、例年並みからやや劣ると説明しました。21年産に向け、大崎農業改良普及センターの福士柾人技師が難防除雑草の早期対策徹底を呼び掛けました。
情報交換では、凍り豆腐生産者の北村豊子さんが「『岩出山凍り豆腐』の特徴は、白くきめが細かいこと。その白さは『ミヤギシロメ』だけが出せる。虫害や汚損粒が少ない大豆をお願いしたい」と話しました。
大豆生産者の佐々木重徳さんは「昨年は梅雨が長引き、防除が全然できなかった。21年は『ミヤギシロメ』の栽培面積を増やす。雑草や病害虫の適期防除に努めたい」と話しました。
「岩出山凍り豆腐」は地理的表示(GⅠ)保護制度に続き20年度、豊饒の大地『大崎耕土』世界農業遺産ブランド認証」にも加工品で初めて認証されました。同地区本部では「岩出山凍り豆腐」と管内産大豆の品質をさらに向上にさせようと、20年度より凍り豆腐生産者と大豆生産者との交流を図っています。
▲雑草防除計画などを検討する様子