繁殖牛のアカバネ病を未然に防ごうと、いわでやま地区本部管内で予防接種が進んでいます。
4月22日の大崎市鳴子温泉地区を皮切りに、同地区本部の担当職員と指定獣医師が管内を巡回し、5月下旬まで合計約1000頭の接種を見込んでいます。
アカバネ病は、蚊などの吸血昆虫の吸血により感染し、流産や胎児の奇形などの異常を引き起こす病気で、発症してからでは治療法がなく、未然に防ぐためには予防接種が最も効果的です。
同地区本部では毎年予防接種を行っているため、近年アカバネ病は発生していません。
担当職員は「予防効果を高めるためにも、継続的なワクチン接種と、ワクチン未接種の母牛は必ず接種するようお願いしたい」と呼び掛けました。