田尻地域では、ブルーベリーの出荷が7月上旬に最盛期を迎え、今年は昨年より200㌔多い1㌧の出荷を見込んでいます。
昨年は降水量が少なく、水不足の影響が心配されていましたが、今年は適度な降雨等により順調に生育しています。
上高野生産組合の6人は30㌃でブルーベリーを栽培し、毎年約600㌔を収穫しています。今年は1粒1粒が例年より大きく、これまでにないくらい甘みのあるブルーベリーができました。鮮度を保つため、涼しい時間帯の早朝5時半から作業を開始し、最盛期には1日40~50㌔を収穫します。農薬を一切使用せずに育てた果実を1粒ずつ手摘みで収穫し、京浜市場やJA農産物直売所の「元気くん市場仙台店・仙台南店」などに出荷されるほか、ドリンクやアイスクリームに加工して販売します。
同組合の佐々木建治さんは「安全・安心なブルーベリーを、普段あまり食べる機会がない『生食』でぜひ食べてもらいたい。また、ドリンクなどの加工品も併せて多くの方に届けたい」と語りました。
ブルーベリーを収穫する上高野生産組合の皆さん