JA新みやぎ栗っこ地区本部は11月26日、令和元年産大豆の初検査を栗原市の志波姫農業倉庫で行いました。同地区から集荷した「タンレイ」403袋(1袋30㎏)を検査し、うち1等級格付けは144袋となりました。全農みやぎによると今年産大豆で1等級格付けとなったのは、宮城県内では初とのことです。
JAの菅原博之栗っこ地区副本部長は「今年の大豆は天候による播種期の遅れや夏場の高温等があり、さらに台風19号などによる影響が大きかった中、無事に初検査を迎えることができた。台風被害が大きかった地域の思いも含め、評価をいただける大豆を出荷するため公正な検査を行っていただきたい」と検査員を激励しました。
同JAによると今年産の大豆は台風19号の影響により一部圃場で冠水や倒伏が見られ、汚損や紫斑病、皮切れなどが心配される傾向にあるが、農産物検査規格を遵守のうえ、栗原産の大豆を必要としていただく実需者の期待に応えるよう、公平公正な検査を進めて行きたいと話しています。
検査は管内の2ヵ所の農業倉庫で行われ、同地区本部の農産物検査員22人が検査し、来年2月下旬まで続く予定です。同地区では令和元年産大豆集荷計画を38,000袋としています。
初検査に先立ち、今年の大豆の品質傾向について、各検査員の認識を共有するため程度統一(目あわせ)を行いました。
写真説明=①大豆の見本品を確認して程度統一(目合わせ)を行う農産物検査員、②③ 初出荷された大豆を真剣な面持ちで検査する農産物検査員(11月26日、志波姫地区で)